去る2月8日(日)、大田市の「あすてらす大ホール」にて、「第3回大田市子ども神楽大会」を開催しました。
大会には大田市から六社中、邑智郡川本町から一社中の計七つの神楽団が参加し、熱演を披露しました。
漁業や商業の神様である恵比寿様が鯛を釣り上げる様子を舞った「恵比寿」、詔(みことのり)を受けた弓の名人の源頼政が従臣猪早太とともに、頭は猿、体は牛、手足は虎、尾は蛇という怪物鵺を退治する「頼政」など多種多様な八つの演目を公演しました。
特に神楽の花形である「八岐大蛇」では、六体の大蛇が息の合った技を見せ、須佐之男命が次々と大蛇の首を取る迫力ある舞を披露し、観客から大きな拍手を受けました。
この大会は、石見地域に永年に亘り受け継がれてきた伝統芸能である「石見神楽」を「こども神楽」として幼少期から子供達が取り組む姿をより多くの市民に披露する機会の提供と地域文化の保全を目的として開催しており、今年度で3回目を迎えました。
また、「第3回大田市子ども神楽大会」に合わせて、同会場にて午前9時より石見銀山神楽連盟の主催で「子ども神楽体験教室」が開催されました。 「体験教室」では、1歳から小学6年生までの57名もの沢山の子供達が、神楽で使用する小道具作りや、大蛇の頭や胴、煌びやかな刺繍をした衣装に触れたり、身に着けるなどを体験、普段は経験できない体験に目を輝かせていました。